2020年07月16日

タッチパネルでカジュアルゲームは遊べるか?

さて、これも改めてPCカジュアルゲームを遊ぶことにしたときに興味があったことなんですが、

タッチパネル付きのPCだと、マッチ3とかのカジュアルゲームはタッチパネルで遊べるのか?

という疑問があります。

Windows8世代あたりから、タッチパネルのついたWindowsマシンが少しずつ出てきました。
出た当初はものすごく高価なものでしたし、いまでも新品マシンで買うとなるとちょっと手を出しにくい価格帯ですが、中古の型落ち品であればリーズナブルに手に入れることができます。カジュアルゲームの場合は要求スペックが低く、ひと昔前のマシンでも十分に遊ぶことができるので、こういった型落ちタッチパネルPCでも「スペック上は」カジュアルゲームを遊ぶことができるはずです。
スマホとかでもマッチ3などのカジュアルゲームが遊べますが、タッチ操作で遊ぶのがとても自然で面白いですよね。だから、PCのカジュアルゲームも、タッチ操作で遊べたら楽しみが広がると考えたわけです。

そんんわけで、今回、この疑問を解明するため、オークションやジャンクPCショップ、中古ショップなどを活用して、タッチパネルつきのPCを調達してみました。
いくつか調達したのですが、まあまあのスペックで安く買えて大量に出回っているタッチパネル付き中古PCとしては、これがありました。

Panasonic Let’s Note CF-AX2(リンク先はヤフオク)

第3世代のCore i5、4MB RAM、128GB SSD、タッチパネル付液晶で、ざっくり1万円くらいで落札できます。(まあ、ハードに営業とかで使われていた感じのマシンばかりでボロボロですが、動作品と書かれているものであればだいたいちゃんと動きます)

さて、そんなわけで、このマシンで実際に以下の定番傑作カジュアルゲームを、タッチパネルで遊んでみた感想です。



モンテズマの宝2

マッチ3の大傑作です。マッチ3の1カテゴリとして、こういう正方形のマスに大きいジェムが並んでいてマッチ3のスピードを競う、というタイプがありましたが、結局このカテゴリでは「モンテズマ」を超えるものは出なかったですね。かつ、このモンテズマも、1と2が至高で、3以降はおかしな方向に行ってしまいました。というわけで、2が最高傑作だと思います。(1も素晴らしく良いです。難易度激高ですが)

さて、このゲームをCF-AX2のタッチパネルで遊んでみた感想は…

普通に遊べます。

多少タッチに対する反応はもっさりしている印象ですが、致命的な遅延もタッチ位置ずれも発生せず、Androidなどのタブレットのアプリゲームを遊んでいるのと違わない感覚で遊べました。

さて次です。


ファーミントン物語

アイテム探しとして、これを試してみました。
アイテム探しの場合、1つ1つのゲームの容量が大きいので、Cドライブの容量が128GBしかないCF-AX2では、あまりたくさんインストールできないという問題があります。そんなわけで、農場経営要素があってアイテム探しとしては容量が小さめなこのゲームを選んでみました。結果は、

まあまあ遊べます。

アイテム探しでは、狙ったアイテムをタッチしそこねる(タッチがずれる)ことがたまにありました。が、これはスマホなどに移植されたアイテム探しでも同じなので、「タッチパネルならこんなもの」と許容できるレベルでしょう。
農場経営要素のほうも、タッチパネルでの操作で十分いけます。マップのスクロールは少し反応が遅くて操作のしにくさを感じますが、慣れれば問題ないでしょう。

続いてはこちら。


ルクソール3

マーブルポッパーです。この定番ゲームが日本語化されたのはうれしいですね。このゲームはどうでしょうか?…

だめです。まったく遊べません。

マーブルポッパーの場合、タッチパネル操作で期待されるのは、「タッチするとその位置でマーブルを発射する」ですが、このゲームでタッチすると、「もともと砲台がいた場所でマーブルを発射したあと、タッチした場所に移動する」という挙動になってしまいます。
また、「右クリック」に相当する動作がない(まあ、2本指タッチとかジェスチャーが設定できるんだと思いますが、ゲームでは使えないですね)ので、マーブルを入れ替えることもできません。
というわけで、マーブルポッパーは全般的に厳しいと思います。(ただし、ほかのゲームも遊んでみたところ、タッチした場所でマーブルを発射できるものもありました)

最後はこちらです。


アリシア・クォーターメインの冒険:失われた宝物の秘密

箱庭戦略ゲームです。
カジュアルゲーム界は、途中から、アイテム探しと箱庭戦略に占領されてしまったような印象がありますね。私が好きだったマッチ3やマーブルポッパーが勢いを失っていったのは残念でした。まあ、箱庭戦略も面白いんですけどね。
というわけで、このゲームを遊んでみた印象は…

普通に遊べます。

箱庭戦略ゲームの特徴は、あらゆる操作がクリック1つでできるようになっているところだと思いますが、これがタッチ操作と非常に相性がいいです。タスクをどんどんタッチで指定していけるので、マウスで遊ぶのと同等の操作性が達成できていると感じました。


さて、そんなわけで、タッチパネルでカジュアルゲームを遊んでみた結果としては、結構遊べるゲームが多い、という印象でした。
ただし、プレイヤー名のエントリー時にはキーボード操作が必要ですし、どうしてもマウス(タッチパッド)操作が必要な場面もときどき出てきます。キーボードもマウスも接続せず、純粋にタブレット状態でカジュアルゲームを遊ぶのは簡単ではありません(バーチャルキーボードも、フルスクリーン時にはうまく出てこないことが多いです)。
ですので、まさにこのCF-AX2のように、タッチパネルもキーボードもタッチパッドもついたノートPCで、遊び方のバリエーションとしてタッチパネルを活用する、というのが、いちばん適切な遊び方のような気がします。
posted by Sora at 07:25| Comment(0) | カジュアルゲームサイト | 更新情報をチェックする
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